音楽劇『死んだかいぞく』ー制作助手を担当
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ステージ
DATE
2024.12.12
今夏、下田昌克による絵本『死んだかいぞく』を舞台化した作品 音楽劇『死んだかいぞく』は、8つの地方で上演されました。
TASKOは、本作品の埼玉公演で制作助手を担当。
脚本・演出をノゾエ征爾、舞台美術・衣裳・小道具デザインを原作者の下田昌克自身が手掛け、ノゾエ作品には欠かせない田中馨の音楽とともに、大人から子供まで楽しめる音楽劇となりました。
詩的な言葉と美しいイラストで描かれた原作は、「死」という誰にとっても身近でありながら、普段は目を背けがちなモチーフから「生」を見つめなおす作品です。
この絵本を舞台化するにあたり、脚本・演出を務めるノゾエ征爾は「かいぞく」が自らの人生を回想するシーンを書き加え、死を受け入れていく「かいぞく」の体とは逆行して、物語は生の起源へと向かっていきます。
人生で何が一番大切だったのか? 最後に残るものとは何か?
キッズプログラムとして上演された本作品ですが、大人の方こそじっくり考えさせられる作品となりました。
★あらすじ
えらそうなかいぞくが殺され、海に投げ出された。
体が沈みゆく中、海の生き物たちが次々と現れ、かいぞくが身につけているものを一つ、また一つと取っていく。
帽子、宝石、服、そして……。
「ああ、オレの大切なものを持っていかないでくれ!」
その一つ一つから見えてくるかいぞくの人生。
そうしてさかのぼっていった先にたどりつくのは……。」
〈出演〉
山内圭哉、山下リオ、家納ジュンコ、竹口龍茶、熊谷拓明、片岡正二郎
ミュージシャン:田中 馨、東郷清丸