*DEC. 7 updated→23th Dec. 大阪市中央公会堂、決定。”Perfumery Organ” CM/ 展示 / インスタレーション/メディア掲載情報
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美術
設計製作
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制作進行
テクニカルディレクション
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デザイン
ステージ
イベント
演出制御
グラフィック
空間
DATE
2015.12.07
WORK/PROJECT NAME: Perfumery Organ
PROJECT/PRODUCTION; TASKO and Invisible Designs Lab.
RELEASE DATE: OCT.2015
Agency: DENTSU
Client: Lenor (P&G)
LINK:
CINRA.NET
GIZMODE JAPAN
*Perfumery Organとは?
世界初の「香楽器」。
1857年に発表された、Septimus Piesse 著「The Art of Perfumery」での “香階” の定義に基づいて音と香りの共奏を実現する楽器、Perfumery Organ。150年以上の時を経て誕生!
*Perfumery Organに寄せて
鳴き声の音階順に並べられた猫のしっぽを引っ張って演奏される、猫オルガン。
あるいは、ボリス・ヴィアンの『うたかたの日々』に登場する、カクテルを調合するオルガンなど。
これまでにも、さまざまな楽器が空想されてきた。
あるいは、演奏にともなってカラフルな視覚的イメージを投影するスクリャービンの「色光オルガン」のように、音から色を感覚する色聴にもとづいて実際に考案、制作された楽器もある。
それは、音の持つ調性を共感覚的に色彩と等価なものとして表現しようとするものだった。
同様に、19世紀英国の化学者でもあり調香師でもあったピエスは、香りにも音階のようなものがあり、それによる調和した世界があることを発見したが、それを元にした香りを音楽として奏でる楽器を作ったらどうなるだろう。ある音楽が、それと等価な香りを持ち、それが演奏されるたびに香りが生成される。そして、音楽が消えていったあとも、その香りは空間にほのかに残る、というような。
– 畠中実 (ICC主任学芸員)
(MEDIA Info.)
KIMURA & ICC 畠中実 対談→CINRA.NET
Exhibition in Tokyo Review→GIZMODE JAPAN
LENOR HAPPINESS perfumery organ & Exhibition in Tokyo review→BRAIN VOL.666(宣伝会議、JAN., 2016)
吉武利文(香りのデザイン研究所) 香りを可視化する 特集 掲載→ AROMA RESERCH VOL.64(Fragrance Journal, NOV., 2016)
2015/10/22より、WEB限定ムービー「LENOR HAPPINESS Perfumery Organ」(P&G Japan, 2015)が公開されています。
TASKO inc.は オルガン制作、CM撮影 美術を担当しました↓
*CMに出演している原田郁子さんのインタヴューなど、オルガンについてのテキスト
→レノアハピネス 公式サイト
(about Perfumery Organ text – 製作者から “Perfumery Organ”へのメッセージ)
この Perfumery Organ(調香オルガン)は、
Dr. G.W.Septimus Piesseが1857年に発表した著作 “The Art of Perfumery” で研究された、
“香階” を実現し、演奏することを目的に作られました。
2015年、
彼が発見した香階の理論を使って、
音と香りの共奏を実現する楽器として、
このPerfumery Organ(調香オルガン)は150年以上の時を経てついに誕生しました。
香りを聴くことができたら、どんな感覚になるのだろうか?
香りとは、嗅覚でしか体験できないもの。
それが、他の感覚でとらえることができたら、
五感・身体感覚はどうなるのだろうか。
そんな疑問とも夢とも思えることを、
科学者であり、調香師であるG.W. Septimus Piesseは
音に香りをリンクさせる“香階”という方法で実現しようとしていました。
彼のその構想を基に、香階を演奏することができる楽器である
Perfumery Organをつくりました。
香りを音で奏でる。
音の香りを嗅ぐ。
そんな感覚の共奏を世界で初めて実現しました。
– YUKIE WATANABE(Dentsu) – Perfumery Organ’ Creative Director
世界初の「香楽器」の誕生。
この度の調香オルガン製作のプロジェクトは、私にとっても大変感慨深いものとなりました。
私が、香りの演出ということを生業として始めた1980年代は、
まだ今ほど香りが注目されていない時代でした。
そんな時代、
音や映像と香りを融合した演出を模索していた私の拠り所となっていたのが、
G.W. Septimus Piesse氏の著書 “The Art of Perfumery”に記されてあった
THE GAMUT OF ODOURS (香階) でした。
「19世紀の人でも、音楽と共に香りが漂ってきたりする演出を考えていた人がいたんだ。」と、
当時の私はとても勇気づけられたのです。
その香階が楽器となって完成しました。
いや、これは世界初の「香楽器」の誕生です。
そして、誰よりも、Piesse氏ご本人が、この完成を喜んでいることでしょう。
– Toshifumi Yoshitake(Perfume Design Laboratory) -Perfumery Organ’ Perfume Designer
この Perfumery Organは、
G.W. Septimus Piesseの提唱した「香階」と調香台が
オルガンに似ていることから着想を得て製作を開始しました。
Pieeseの香階は実際の音階と同じように、
オクターブ上に位置する香りを重ねても濁ることがなく、
また隣り合う香りは不協和音のようにある種の渋みを醸し出します。
このオルガンの音(音源部分)は瓶の大きさと瓶中の香料の量に応じてピッチが変わります。
パイプ・オルガンのように空気を送り込むことで
音を奏でると同時に香りをふりまくことを可能にしました。
共感覚、という言葉があります。
音を聴くことで色を感じたり、受けた刺激と異なる感覚を生じさせる現象です。
この楽器は聴覚に響くと同時に嗅覚を刺激する、まさに共感覚を呼び起こす楽器と言えるでしょう。
– Masayuki Noda(Invisible designs lab.) – Perfumery Organ’ Music Director
1857年に発表された “The Art of Perfumery”における、Dr. G.W. Septimus Piesse氏の研究に触発されて、
わたしたちはPerfumery Organを2015年に作りました。
技術の歴史は紀元前から受け継がれているものですが、
数多く未完のアイデアがあります。
発想がその時代より早すぎたものや、人々から理解されなかったもの。
時が経つとそれらのほとんどは忘れ去られてしまいます。
現代の技術により歴史上完成できなかったものが完成する。
この瞬間に私は立ち会いたいと思うし、今この仕事をしています。
この Perfumery Organにより、先人の空想に彩りを加えられれば幸いです。
すべての歴史に敬意をもって。
– KIMURA(TASKO inc.) – Perfumery Organ’ Technical Director –
(HISTORY of Perfumery Organ(2015))
Event/Exhibition title: 大阪市中央公会堂 主催 ONE COIN 見学会&コンサート2015
Ehhibition WORK: Perfumery Organ / KO-TONE
Date:2015.12.23(水/祝)
Hours: OPEN 13:00pm – 20:00pm CLOSE
Venue: 大阪市中央公会堂
Exhibition Booth:3F 中集会室
Performance: 神崎えり(即興演奏家) and more
Website: 大阪市中央公会堂 大阪 光の饗宴 2015
Date:2015.11.20 FRI.
Hours: 17:00pm – 22:00pm
Venue: 恵比寿ガーデンホール *Admission Free
Info: TASKO 公式サイト
Event / Exhibition title: UNKNOWN ASIA ART EXCHANGE OSAKA 2015
Date:2015.10.17 SAT – 18 SUN
*VIP PREVIEW & RECEPTION PARTY: 2015.10.16 FRI 18:30pm START
Hours: 10:00am – 20:00pm
Venue: 大阪市中央公会堂 *Admission Free
Website:UNKNOWN ASIA 2015
Perfumery Organ Schedule:
*演奏曲
10.16 FRI. 18:00-20:30 *不定期・自動演奏
→“Happiness: Fragrant Music”,and more.
10.17 SAT.
神﨑えり 実演 *演奏時間各10-15m. 13:00/14:00/15:00/16:00/17:00/18:00
→*演奏曲 “Happiness: Fragrant Music” and 仮 MEGA MIX
10.18 SUN. *不定期・自動演奏
→“Happiness: Fragrant Music”,and more.
CREDIT
Perfumery Organ(2015)
Created by TASKO and Invisible designs lab.
1st Playing by:Ikuko Harada
Concept Planning and Movie Direction:Corey Fuller(ON: sound+vision)
Perfume Design:Toshifumi Yoshitake(Perfume Design Laboratory)
Music Direction:Masayuki Noda(Invisible designs lab.)
Technical Direction:KIMURA(TASKO Inc.)
Technical Supervisor:Kenjiro Matsuo(Invisible designs lab.)
Mechanical Design Engineering:Tatsuo Hayashi(TASKO Inc.)
Device Set-up Support:Masaki Sato(TASKO Inc.)
Device Engineering and Programing:Shunichi Yamamoto(Yamamoto Works. Ltd)
Device Engineering and Programing:Kanta Horio
Device Engineering and Programing:Sho Shindo(Invisible designs lab.)
Production Design:Takeo Kitazawa(TASKO Inc.)
Production Design:Koyuki Kato (TASKO Inc.)
Production Design Assitant:Kana Sasaki(TASKO Inc.)
Carpenter:Koji Kawata(Kato-Craft)
Graphic Design:Yosuke Oda(TASKO Inc.)
Text:Minoru Hatanaka(ICC)
Photo:Natsuki Kuroda
Perfumery Organ Management:Toshikazu Futamura(TASKO Inc.)
Creative Direction and Produce:Yukie Watanabe(Dentsu Inc.)
Agency:Dentsu Inc.
Client:P&G