冨井大裕「透過と積層」 ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE


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新ブランドHOMME PLISSE ISSEY MIYAKEのスタートに伴い、現代を生きる男性の日常に革新をもたらすブランド、

プリーツの重なる様子をイメージして、冨井大裕の作品展示「透過と積層」をおこなっております。

 

ものが与える条件(サイズ、素材、重さ、形、ものが常識的にまとっているイメージ)から構造を選び、冨井は自身にとって新しい使用法を見つけ出します。

今回は、新ブランドHOMME PLISSE ISSEY MIYAKEの「プリーツ」の重なっている様子から、〈透過=すきとおる〉〈積層=層を重ねる〉この二つの要素を

制作条件とした作品を展示。

素材は既製品(色鉛筆、カラーホース)とアクリル板。視点を定めづらい透明なアクリル板と、明らかにそれとわかる既製品を交互に積み重ねます。

重く、動かすことのできない鈍重な構造でありながら、側面に視点を下げると、その先の空間が映り込み、軽快な表情を示します。

アクリル板に挟まれた既製品は、従来とは違う「別の使用法」によって、姿形を変えることなく扱われます。

既製品であると同時に「作られたもの」であることを主張し、「便利な道具」から「魅力的な物体」への価値の移動を促すのです。

積み重ねるというシンプルな行為の徹底の中に、ある規則性をもって素材を並べていくことから、複雑多様な情報と要素を発見すること。

本作の魅力はこれに尽きます。

 

「透過と積層」 冨井大裕

日時:11月14日(木)~12月6日(金)

場所:東京都中央区銀座4-4-5 ELTTOB TEP ISSEY MIYAKE 銀座店

http://www.isseymiyake.com/ELTTOB_TEP/jp/ginza/

 

冨井大裕 / Motohiro Tomii
1973 新潟県に生まれる。東京都在住。
既製品に最小限の手を加えることで、それらを固定された意味から解放し、色や形をそなえた造形要素として捉え、「彫刻」のあらたな可能性を模索する。
近年の参加展覧会に、「横浜トリエンナーレ2011」(横浜美術館、2011年)、「MOTアニュアル2011」(東京都現代美術館、2011年)、
「水と土の芸術祭2012」(万代島旧水揚場、新潟、2012年)、「マンハッタンの太陽」(栃木県立美術館、2013年)など。
また、2008年よりアーカススタジオにて、作品が朽ちるまで続く実験的な個展「企画展=収蔵展」を開催、Twitterにて毎日発表される「今日の彫刻」などと併せ、
既存の展示空間や美術制度を批評的に考察する活動を続けている。ユミコチバアソシエイツでは2013年に個展「combine」-still- を開催。
協力:ユミコチバアソシエイツ

 

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  • クライアント: ISSEY MIYAKE
  • アーティスト: 冨井大裕
  • ディレクション:  TASKO inc.